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羽ばたく凧にカラスもびっくり!?
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バイオカイトというのをご存知だろうか。確か、本誌ビーパルでも紹介されていたと思う。名前のとおり、生物の飛行原理を取り入れた凧で、形が生物だからバイオではない。はっきり言って、この理論に合っていれば、形はなにでもいい。弱い風でもよく揚がるらしい。
その存在は、「カラスもびっくり! バイオカイト」というタイトルのブルーバックス(講談社B−1355)で知っていた。大手電機メーカーの元エンジニアであった伊藤利朗(いとうとしお)氏が、新しい発想と新素材を使って作ったものである。
私も元エンジニアであり、飛ぶもの大好き人間であるから、とっても気になる存在だった。それで、発売元のホームページを見てみた。すると、そこに羽ばたく凧というのがあった。チョウチョの形をした凧で、本物のように羽ばたくという。凧というのは、一般的に揚がるだけでその形状を変えたりしない(一部のスポーツカイトは除く)。
早速購入してみた。種類はオオムラサキ。大型のタテハ蝶で日本の国蝶である。届いたのは、キットであるが、ほとんど完成しており組み立てには15分もあれば大丈夫である。組み立てたあとも、簡単にたためるので、携帯性は非常にいい。凧というのは、意外に持ち運びに苦労するものである。
結論からいうと、羽ばたかすのはかなり難しそうである。ただ揚げるのなら、性能のいい凧であるが。わざと糸目(凧本体と道糸を結ぶところ)の位置を、不安定な部分にもっていき失速状態を作り出し、そこから回復させるということの繰り返しで羽ばたき運動が実現するらしいのである。が、とても安定していて、失速になかなかはいってくれない。
それより、道糸を引くと羽が上にすぼまり、力を抜くと元の水平になる。これを繰り返しやると、羽ばたいて飛んでいるように見える。周りの見物人も、「アレ!」という感じである。これだけでも、十分に楽しい。だって、揚げるだけではなく、もうひとつ動きが加わるのだから。
さらに、この運動をさせると、凧はどんどん頭上にやって来て本人を追い越しそうになってしまう。性能がいいのである。だから、この凧の欠点のひとつは首が痛くなることになるかも。
久しぶりに、凧を揚げてみて、改めて風というのは高度によって方向や強さが随分異なるものだと思った。それに、残念ながらブルーバックスで述べられているように、他の鳥がやって来るようなことはなかった。まあ、形がチョウチョだから仕方ないかもしれないが。
(ライター/守屋裕司)
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◇◆DATA◇◆
「バイオカイト」
発売元:(株)森久エンジニアリング
ホームページ:http://www.biokite.com
「カラスもびっくり! バイオカイト」
出版:講談社ブルーバックス B-1355
定価:1,470円(税込)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2573555
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