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消費電力が目で見える「エコワット」


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 中学校で習う電気の話しをまず。そういうのはちょっと苦手、特に数式は絶対イヤ。というヒトは、次の段落をとばしてください。

 電力(W、単位はワット)というのは、電圧(E、単位はボルト)と電流(I、単位はアンペア)との積で求められる。つまり、W=E×I(ワット)。これは、ある瞬間の電力を表わしているので、例えばこの電力をT時間使ったとしたときの電力量は、W×T(ワットアワー)のように表わす。
 だから、いくら電気を使ったかは、電圧(E)、電流(I)、時間(T)が分かればいいということになる。現在一般家庭用の電圧は110V。だから、電流と時間が分かればいい。例えば、1.0アンペアで30分使ったら、110×1.0×0.5(30分のこと)=55Whとなる。

 なのであるが、電流は変化する。いい例がエアコン。これは、立ち上がりは早く設定温度にするために多く電力を使う(電流が多く流れる)。設定温度になれば、それを維持するだけの電力ですむ(電流は減る)。除湿もやっていたら、これも絡んでくる。パソコンだって、たくさんのタスク(仕事)をやらすと発熱量は多く(つまり消費電気量は多くなる)、なにもしないとスリープ状態で最低限の電力だけでいい。簡単なようで、この変化する電力量を知るには、中学校を卒業して、高校での積分というやつにお世話にならなくてはならない。

 ということなのであるが、一発でこの電力量を知ることができる機器を発見。ちゃんと上記計算をやってくれる優れもの。つまり積分が得意な奴なのだ。それも驚くほど安い。商品名は「エコワット」。私は、近所の東急ハンズ横浜店で購入したが、税込みで2940円であった。

 デザインは、なにもデザインしていないといえるほどシンプルなスクエアー。かえって、好感が持てる。どこで使っても違和感ない。使用法も、これまたいたってシンプル。電源(コンセントですな)と機器(電気製品ですな)の間に入れるだけ。具体的には、コンセントにエコワットを差し込み、これに付いているコンセント(差込口)に使いたい電気製品のプラグを差し込むだけでいい。これで、計測スタート

 表示は電気料金、使用時間、使用した電力量、CO2排出量の順で表示される。一つの項目の表示は約3秒。電気料金は、1KWh=22円として計算されている。もちろん、電気料金が改正されると値(金額)は変わってくるが、その時は、電力量から計算可能。だから、料金だけでなしに、電力量が表示されるようになっているのは、長く使うことを考えると、親切な設計である。

 欠点は、5W以下の電力は計測できないこと。つまり、多くの電化製品の待機電力は測れない。そんなこといっていたら(そこまで精度を上げると)、とんでもない値段の機器になってしまうから、仕方ないけど。それから、当たり前であるが、これ自身も電力を消費する。説明書によれば1Wだそうである。

 実際に、測ってみた。少ない方は、ラジカセ。CDをかけながら計測してみたが、音量を小さくしているせいか、約一時間経っても、0.01KWhの表示と時間以外はゼロ。つまり、小音量だと消費電力は5W以下のようである。次に、ファンヒーターにつないでみた。結果は、4.03時間使って0.34KWhの消費量で電気代は7円となった。CO2の排出量は0.18kgであった。一時間当たり、約1.74円。もちろん、消費した灯油に関しては全く別の話である。つまり、灯油以外に、純粋に電気代の7円の出費(4.03時間使って)があったということである。
 冷蔵庫は、一時間当たり1円弱(16時間で15円であった)。つまり、一日では約24円ということになる。この原稿を書いているノート型パソコンは、1.58時間で4円であった。つまり、一時間当たり約2.5円となる。思ったより大食いである。

 やっぱり、目に見えるということは大切だと思う。見てみないと納得しないところがあるのは、大方の人の常であろう。自然力発電でも、太陽光発電より風力発電の方が動きが目に見えて楽しい。エコワットは、個々の機器の消費電力量を刻々と知らせてくれる。これは、電気製品そのものが省エネというのではなくて、使用者が省エネを実践してしまうということになる、という発想の転換を実感させる機器である。
なるほど。

(ライター/守屋 裕司)


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◇◆DATA◇◆
発売元:(株)エネゲート
TEL:06-6458-7936(営業開発部) 
ホームページ:http://www.enegate.co.jp/



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