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日本最西端のTシャツ屋さんはフラガール!?


●本日ご紹介しました与那国島ってどんなとこ? 日本の最西端に位置するこの島は、よく晴れた日には水平線の向こうに台湾の山々を見ることができるそうです!
 2年前、自転車で日本縦断中に、日本最西端の与那国島で3か月ほど民宿のヘルパーとして働きました。与那国島は1周27.5kmの小さな孤島ですが、ヨナグニウマがのんびり草を食んでいる「東崎(あがりざき)」や、日本最後の夕日が見られる「西崎(いりざき)」をはじめ、大好きな風景がいっぱいで、私の中で「いつか暮らしたい島」最有力候補です。先日も「人手が足りないから連休の間だけ手伝って〜」と声がかかり、ひょいひょい10日間も、民宿の手伝いがてら再訪してきました。

 今回は休憩中に原付バイクで島を一周したところ、東崎に向かう途中のサトウキビ畑沿いにぽつんと立つTシャツ屋さんを発見。南風に吹かれるTシャツが看板代わりになっています。店内には、不思議なメッセージと足跡が描かれたオリジナルTシャツ。《あいぐはんきどぅ どぅるやびっかる》。「歩く足には、泥がつく」という島言葉のことわざのようです。一歩一歩自分の足で歩いたぶんだけ泥が付く、つまり経験や出会いがある……。なかなかいい言葉だなと思い、自分への土産用に1枚購入しました。

 ほかにも、ヨナグニウマやハンマーヘッドシャーク、与那国のシンボルの立神岩、海の守り神・ウミガメ、八重山地図をデザインしたものなど、オリジナルTシャツが10種類以上そろっています。
 Tシャツ以外にも、「ロキシー」「ボルコム」などのサーフブランドや、「グラミチ」「マムート」などのアウトドアブランドも豊富に取り扱っており、「ブラジルの島ぞうり」といったセンスのよい小物も並んでいました。

 農機具の倉庫を改装し、05年7月にオープンしたというこの店の名は、「onemahina(オネマヒナ)」。これはどんな意味かなと思ったら、「ハワイ語でオネは砂、マヒナは月。私の名前から、主人が付けてくれたんですよ」と、店長の竜門砂月さんが話してくれました。東京で服飾関係の会社に勤めていたご主人・久司さんは、学生時代から大好きだった与那国島で自分の店をはじめることを決意。それまでタイやモルジブなど海外の島を旅することが多く、日本の島はあまり知らなかった砂月さんは、初めて与那国島を訪れてから半年後には、久司さんとともに移住したそうです。「着いた日は天気が悪くてどよ〜んとしていたけど、住むほどに自然の素晴らしさがわかってきて……。とくに好きなのが、毎朝早起きして出かけるウブドゥマイ浜。おにぎりやコーヒーを持って、犬たちと一緒にさわやかな朝の海を楽しんでいます」。

 静岡出身で東京生活も長かった砂月さんが、この島に溶け込むきっかけになったのが、ハワイのフラダンス。東京で楽しく習っていたフラを島のイベントで知人と披露したとき、「私も踊りたい!」「うちの娘にも踊らせたい」と評判に。島の子供たちのほか、他県から移住した若い女性ら約30人が毎週水曜、町の保健センターに集まって、砂月さんと一緒に練習をするようになりました。かくして2年前にフラチーム「ティダン・マハロ」が誕生、国際カジキ釣り大会や島一周マラソン大会など島のイベントのたびに引っ張りだこで、与那国フラガールとして注目されているそうです。

 「今後も、島の生き物などをモチーフに斬新なデザインのTシャツをつくりたい」という久司さんと、与那国フラガールを生んだ砂月さん夫妻が醸し出す「アロハ〜♪」な雰囲気がいっぱいのTシャツ屋さん。この島を訪ねることがあったらぜひ立ち寄ってみてください。日本最西端の島で買ってきた足跡Tシャツが、約1900km離れた東京のアパートの窓辺で風に吹かれているのを見ると、私はちょっとシアワセな気分になれるのです。

(八重山の島旅好きライター/かとう あづみ)


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◇◆onemahina (オネマヒナ)DATE◇◆
住所:沖縄県八重山郡与那国町与那国1000
TEL:0980-84-8880
HP:http://www.onemahina.com
営業時間:午前10時〜日が沈むまで
定休日:不定休



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