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道東の河川、雪解け直前だけの快楽「アメマス釣り」


●壮麗な山々と恵み豊かな海に抱かれた北の楽園・十勝の情報満載です。「十勝観光連盟」ウェブサイト。

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 まだ冬? いえいえ、もう春。私の住む北海道の帯広地方でも、寒い中にもなんとなく春の気配が感じられるようになってきました。

 そんなある日、ぽかぽか陽気に誘われて、フライロッドを片手にスノーシュー・トレッキングに行ってきました。もちろん、川を目指して。T川の川原は気温4度。頬に2〜3mの風を感じるので、体感温度は0度といったところ。やっぱり春が近づいているのがわかります。

 さて、スノーシューを脱ぎ、川にじわじわと入ります。ネオプレーンのウェーダーを通じて下半身に感じる水圧が、とても懐かしい気分。何年やっていても、この瞬間はドキドキするものです。竿はスコットの8番、ラインはタイプ3のシューティングヘッド。1Xのティペットに、オリーブラビットファーのストリーマーを結びます。

 約25mのキャスト。そして、流す、流す、沈める、沈めるを根気よく繰り返します。竿の穂先を小刻みにあおって毛針にアクションを加えつつラインを送り込むトゥイッチングを入れて、待つことしばし。下流斜め45度にラインが入ったその瞬間、コン! グッと穂先が押さえ込まれる。「来たッ!」とばかり、すかさず合わせます。

 さてさてそのあとは、皆様ご存じ、フライ・フィッシャーマンの至福のひととき。キラキラと光る遡上アメマスが、元気に遊んでくれます。うん、今日は鼻水が垂れなかった。やっぱり春が来ていますね。

 道東の川のアメマス釣りは、雪解け水が出る前の、この時期限定の釣り。雨が降ったり、急に気温が上がって増水してもダメと、好条件にめぐり合わないと楽しめません。「今日はよさそう」と思ったら、すぐ出かけないと機を逃しますよ。
(雑魚党北海道ブロック長/澤田耕冶)

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●澤田さんは北海道鹿追町在住のフィッシング・ガイドです。
問い合わせは「水面(みなも)」宛にメールでお願いします。
E-mail:minamo-03@k5.dion.ne.jp



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