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観賞用? お腹に白帯をした名物牛の正体は?


●今週、函館に行く人はラッキー!? 函館の西部地区がスペイン・バル街に早変わり! 「飲み」と「歩き」をスペイン気分で徹底的に楽しめる「函館西部地区2004秋のバル街」が10月15日夜に行われます。ちょっとユニークな町歩きができそう。詳細はこちら。
 イギリスの田園風景は丘つらなる丘です。こちらでは一般的に「ローリングヒルズ」と呼んで親しんでいますが、特に行楽シーズン、ムーア(湿原)地帯を車で駆け抜けるのは非常に爽快。私のお気に入りは、南西部はデボン州にある、ダートムーア。神秘的で人なれしていない風景は、違う惑星を旅しているような錯覚におちいります。

 ここでは、動物ウォッチングもお楽しみの一つ。野生の馬も道路際でのんびりしていますし、羊にいたってはおいおい、そんなに近づいたら危ないよという状態。そんな中、不思議な牛に遭遇!最初に目撃した時は突然変異かと思いスクープすべくカメラ片手に大興奮。その実態は、白くて太い帯がお腹にぐるり、長めの巻き毛がキュートな、こちらでは「ベルティ」と呼ばれて親しまれている牛でした。

 人為的に、日本ではおなじみのホルスタイン種にバッファローをかけあわせて、どうにかして白黒まだら模様を整理してできたといった風ですが、実は天然もの。大昔にバイキングによってもたらされたと考えられている、山岳に強いタイプの牛なんだそうです。

 まぁなんて可愛い・・もしかして、観賞用?と思って眺めていたら、友人が一言「おいしいんだよね、これが。」。え?これ食べるの?と色々調べてみると、肉の脂肪分を余計なものとして嫌う傾向にある欧米では、ベルティが珍重されていてアメリカでも1939年に輸出されて以来、もてはやされているようです。日本人からすると、霜降りサーロインとは対極にある味だとは思いますが、イギリスでも、実はロンドン最古のレストランが誇る味なのです。鑑賞だけでなく、お味見もいかがですか?

(ロンドン在住フォトグラファー/山内ミキ)



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