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これぞ北欧、氷の彫刻プロフェッショナル選手権
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毎冬、ヘルシンキでは、氷の彫刻選手権が行われます。2週末に分けて行われ、1週目は国内、2週目は世界から集まったプロが競います。2名で1チームを組み、2日間に渡っての競技で、今年のテーマは、動物と自然。会場へは市内からバスで2つの橋を渡り、最後の橋は歩いて渡ります。入り江に、飛び石のごとく3つの島が橋で繋がっていて、その最後の島が丸ごと動物園。そこが舞台なのです。さぞかし寒かろうと、ダウンジャケットのフードを被った上からマフラーを首にぐるぐる巻きにして生き残り対策。靴用カイロもしっかり入れてね。
カフェの前に10体ほどの作品が飾られていますが、熱心に見入る人の数の割にはコレが世界レベルなのか?という印象。なんだか今ひとつだなぁと思いつつ、体が凍ってきたのでコーヒーで一服、解凍することに。
休憩後、折角だし動物でも見ようと坂を登っていくと、丘の上に、遥かに膨大な数の彫刻が飾られているではありませんか。 そして、その向こうに繰り広げられているのは火花散るプロ世界大会。アイロン、ノミ、電気のこぎりなどを駆使して、今しも仕上げにかかっているグループばかりです。
メキシコ、アメリカ、ケニア、ロシア……とヨーロッパのみならず遠隔からも幅広い参加です。場内も見物人と彫刻家の作り出す熱気を帯び、これは来た甲斐があったぞ、とちょっと興奮。ねえアイロン貸してくれる〜忘れちゃって、なんて悠長な雰囲気ではありません。
軽く見物のつもりが、最後の表彰式までいてしまいました。しかしこれが1等?という結果発表。地元チームだからかなぁというひがみ的コメントもいれときます。個人的に好きだった、キツネの彫刻は第4位だったんですけどね。
溶け去るまでの瞬間の芸術である氷の彫刻。 一朝一夕では到達できない領域でした。そのはかなさも知り抜いた上での鮮やかな彫りっぷりに、感服でした。
(ロンドン在住フォトグラファー/山内ミキ)
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