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頭真っ白〜〜 感動のSL運転体験!


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 みなさんこんにちは! ビーパル本誌連載「おんなひとりの鉄道旅」の矢野直美です。私の長年の夢は「SLに石炭をくべる」こと。自分のくべた石炭であの大きなSLがしゅっしゅっぽっぽっと走りだす……想像しただけでわくわくする夢でした。
 はい、「でした」なのです。その夢が叶ったのです! 石炭くべだけじゃなく、なんとSLの運転もしてしまいました!場所は北海道三笠市「三笠鉄道村」。ここでは「SL機関士体験クラブ」という会が設けられ、SLの体験運転を行っているのです。

 体験運転に参加するためには、まず「学科講習」と「実施講習」を受けなくてはなりません。学科講習では専用の教本を使って北海道の鉄道の歴史や、北海道の鉄道発祥を担った「幌内線」について学びます。次に実施講習となり、SLの仕組みや操作方法をまとめたビデオで運転技術を学びます。2つの講習を無事に終えたところで「学科実技講習終了証明書」が授与されます。これを受け取ったところで、いざ、体験運転です。

 とはいえ、もちろん最初から「さぁ、どうぞ」というわけにはいきません。今度はSLの運転席にて、教官役である元国鉄OBの機関士さんからSLの仕組みや操作方法をみっちり教えてもらいます
「教官、私はグズでノロマなカメです!」
と根性をみせながら(?)、操作方法をなんとか理解したところで、いよいよ体験運転の開始です。

 SLの運転席に座り、前方後方を確認してブレーキを解除。横では教官役の機関士さんが安全走行保持のため、目をキラリと光らせています。次に逆転機(ギア)を前進位置に倒し込み、発車の汽笛をふぃぃぃぃぃん。
「きゃあ!」
最高の気分で加減弁(蒸気を送るレバー)を開けていくと、SLはゆっくりとスタート
「うわわわわわ」
感動と興奮に包まれる私の横で、
「加減弁もっと開く!」
機関士さんからの指示が飛びます。
「逆転機を中立に! 前方確認!」
あまりの仕事の多さに頭は真っ白。必死になっているうち、気が付くと終点についていました。

「どうでした?」
と機関士さん。
「え、もう、なにがなんだか……」
私、機関士さんの指示通りにしてただけで、逆転機は重くて一人じゃ動かせなくて、手が間に合わなくて助けてもらってばかりだったけど……
「それでも私、本当にSL運転したんですよね。動いていましたものね!」
改めてジ〜ン(感動)。

 生まれてはじめての石炭くべ、そしてSL運転体験。それは感動と興奮の時間でした。
 三笠鉄道村の「SL機関士体験クラブ」は毎年春から夏に実施されています。ちょうど今、北海道は夏真っ盛りの活き活きとした季節を迎えています。さわやかな風に吹かれながら、SL運転の興奮を体感しに、三笠へ訪れてみてはいかがでしょうか(^^)

(フォトライター・鉄子/矢野直美)


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◇◆SL機関士体験クラブ◆◇

開催日や料金などの詳しいことはこちら



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