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オーストラリアの街を行き交う緑のバッグ
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オーストラリアの街を歩いていると、緑色のバッグを持っている人をちょくちょく見かけます。実はこのバッグ、2〜3年前からオーストラリア国内で普及しているショッピングバッグで、レジ袋の使用量を減らすために登場したいわゆる“エコバッグ”なんです。
通称「グリーンバッグ」と呼ばれ、全国展開している大手スーパーマーケットの店頭で99セント(約90円)で販売されているバッグなのですが、その普及率はなかなかのもの。ショッピングモールでは性別を問わず老いも若きも緑色のバッグを携行し、ビーチでも傍らには緑色のバッグが置かれ、しっかりと活用されているのがわかります。
日本でも似たようなエコバッグはありますが、ここまで普及はしていませんよね。どうしてオーストラリアではこんなに普及したのか、地元の友人に尋ねてみると、「CO2とか温暖化という話は難しいけど、使い捨てのレジ袋よりも何度も使えるこのバッグの方が無駄にならないという話は分かりやすい。使い勝手もいいし、だからみんな使うんだよ」との答えが帰ってきました。
分かったような、分からないような答えでしたが、実際に使ってみると確かに使い勝手のいいバッグです。W30cm×D20cm×H29cmのゆったりサイズで、ちょうどママチャリのカゴくらいの大きさです。缶ビール1ダースにフランスパン、カボチャ、ブドウ、ベイナスなど、かさばるものもかたっぱしから詰め込めますし、ポリプロピレン製の軟らかい生地でできているので、スイカのような丸くて重いものにも対応します。丈夫さもレジ袋に比べるとはるかに強く、日常使いにはもってこいのバッグなわけです。
現在、日本では1年間に300億枚のレジ袋が使われ、60万トンものレジ袋がゴミになっているそうです。レジ袋を1枚作るのに約18ミリリットルの原油が利用されるそうですから、18×300億で1年間に原油が……おっと、こういう難しい話をするから普及しないんでしたね。家にレジ袋があふれかえっているというあなた、今日からはマイバッグを持参して“プチエコ生活”を始めてみませんか。
(自然&環境系ライター/藤島斉、撮影/辻川元)
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