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景色も風情も。光源氏も楽しんだ欲張り“昼鵜飼”


●本日ご紹介しました愛知県犬山市の観光情報はこちら。これからちょうど夏祭りシーズン。木曽川で涼しげな夏を過ごしてみませんか?
 「鵜飼(うかい)」と聞いただけで"この町に引っ越してきてよかった"と思ったくらい、鵜飼見学は小さい頃からの憧れ。しかし、鵜飼は夜。1歳半の息子を連れて行くのは、ちょっと大変かな?と思っていたところ、鵜飼のチラシに「日本で唯一の昼うかい」という文字を発見。おいしいそうなお弁当のチラシにも目を魅かれ、早速行って参りました。

 ここは愛知県犬山市の「木曽川うかい」。木曽川うかいの起源は約1300年前、犬山では約340年前、犬山城3代目城主の時から始められたと言われています。
 鵜飼は夜見るもの、「昼鵜飼」なんてと思われる方もいるかもしれませんが、昼鵜飼をあなどるなかれ。源氏物語の中で光源氏が六条院を歓待する場面に描かれているという、実は伝統あるものなのです。

 さて、午前11時半、屋形船に乗り込むと、早速、予約したお弁当が並んでいました。5種類のお弁当から迷った末に、私が頼んだのは地元の食材が入っているという「お昼の鮎御膳」。お隣の方のはこれまたおいしそうな「四季彩御膳」。
 緩やかな川の流れと爽やかな風の中、国宝犬山城を眺めながら、満腹になったところで、待ちに待った鵜飼見学です。

 かがり火の焚かれた船に乗って、伝統的な衣装を身に包んだ鵜匠が10羽の鵜をともない登場。鵜飼は屋形船の横で行わるので、間近で見ることができます。
 鵜は川にもぐっては、浮かび、またもぐるを繰り返し、魚を採った途端にすぐさま鵜匠に紐で引っ張られ、キュッと首を握られ、口からウニュッと見事に魚を出します。まさに職人技の手つきと、切ないけれど愛らしい鵜の様子に目が離せません。息子もしきりに「ウー、ウー」と叫び、大興奮。

 そしてかがり火も終わる頃、鵜匠の方が行う鵜飼の説明が始まります。「鵜呑み」の語源となったように、鵜は必ず魚を頭から飲み込む様子がデモによってよくわかります。鵜が魚の尾の方をキャッチしても、もう1度放り上げ、本当に頭から呑み直していました。ほかにも、鵜飼に使う鵜の年齢は3〜8才で、年とるとサボるようになる。鵜は3年ほどの訓練が必要。どんなに熟練した鵜匠も鵜のオスメスは見分けがつかない。ウナギを呑み込むのは首に巻きついて大変なことから、「ウが難儀」が転じて「ウナギ」になった? など目からウロコのお話ばかり。また鵜飼の一番難しいところは、鵜を結ぶ紐の締め方だそうで、きつく締めると鵜は苦しくて潜れず、ゆるいと獲った魚を飲み込んでしまうのだとか。
 船頭さんのお話だと、鵜匠になるためには5〜10年の歳月がかかるそうです。

 鵜飼が終わると、しばし上流に上り木曽川遊覧。これはまさにお昼の特典。ライン下りで有名なところだけあって、奇岩や美しい山が次から次へ現れ、川からしか見られない「名古屋水道取水口」も見ることもできます。あっという間の2時間ですが、贅沢な時間を過ごしたなぁという気分に浸れること間違いなし。その後、五月の風に吹かれながら、木曽川沿いを歩いて犬山城までのお散歩もなんて気持ちがよかったことか。
10月15日まで行われているので、まだまだ見られる木曽うかい。夜に外出できない方も木曽川の景色も一緒に見たい方にも「昼うかい」おすすめです。

(新米母さんライター/半谷 美野子)


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◇◆参考◇◆
期間:5月11日〜10月15日(夜の鵜飼も同一期間)
料金等は日にち、曜日により異なるため、詳細は下記のHPを参照ください。
※完全予約制
「木曽うかい」HP



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