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古座川で鮎は惨敗……でも読者にお土産です!


●夢枕獏さんのエッセー集「続・格闘的日常生活」が発売されました。(講談社刊:1995円・税込)ペンと原稿用紙と釣り竿持って、ユーコンからシルクロードまで!
 今年も鮎釣りが解禁になりました。年齢を考えるとあと15夏程しか鮎釣りが出来ないと思うと、できるだけ遠くに行こうということで釣友夢枕獏さんと本州最南端和歌山県の古座川に行ってきました。獏さんは原稿用紙と釣竿さえあれば何処にでも出かけてしまうのです。古座川は何度も訪れているそうで、今回は釣りのガイドもしてもらうことにしました。

 初日は世界遺産登録になった熊野川や事前情報で好調の日置川でちょいと竿を出し、古座川沿いの古い宿に泊まりました。通常は一泊朝食付の設定ですが事前に頼んでおけばテラスで郷土料理の夕食も楽しめます。
 翌日は朝から川見をしますがまったく鮎の姿が見えません。昼食は串本駅前の有名店「満口」で鰹茶漬けをいただきます。ギザウマス〜!!

 午後は古座川上流で竿を出しましたが釣れるのはボウズハゼばかり。ボウズハゼには申し訳ないのですが鮎の友釣りで外道が釣れるのは、かりん糖だと思って摘んだら犬のウンコだったという感じなのです。そんな日は温泉に限ります。景勝地橋杭岩の元から湧き出る弘法湯は自治会が設置したコミュニティー浴場。時には波が打ち寄せる海岸に湧く温泉ですが塩分は含まれず微かに硫黄の匂いもする源泉かけ流し。

 最終日は古座川支流小川(こがわ)から川沿いの山中に多数設置してある奇妙な切り株を眺めながら那智へと向かいます。熊野本宮大社に向かう3本の道をその形から「八咫烏(やたがらす)街道」と勝手に命名、その真ん中を近道したのでした。

 途中すれ違った車は郵便配達車一台だけ。一般道よりも何故か林道のほうが広くて整備されている不思議な道で三叉路となり、とりあえず真ん中に行ったのが間違い。携帯電話圏外はともかくGPSが捕捉出来ずにカーナビは白い画面を右往左往しています。
 そして2時間ほどかけて下りた場所は目的地ではなく海岸でした。ちくしょー海釣りの道具も持ってくればよかった。(涙)

(余暇活動家/秋山 明彦)


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