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機内持ち込み制限が変わって
ゴロゴロ旅バッグは“115”がキーワード
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最近、空港内の様子に異変が起こりつつあります。長いハンドルとキャスターがついて、ゴロゴロと転がして運べる「トロリー」と呼ばれるタイプがなんだかやたらと目立つのです。しかも、以前よりもちょっと大型のものが増えたような……。それなのにカウンターには預けず、機内持ち込みにしている人ばかりなんですよ!
これには、ちゃんと理由があります。少々前の話になりますが、機内持ち込み荷物のサイズ制限が、一気に緩やかになったのです。例えば、全日空の国内線でいうと、以前は縦・横・高さの合計が100センチだったのが、5月からは「115」センチに。これでバッグの容量は従来の約1.6倍に上がり、重量も5キロ以内から10キロ以内に。
こんな変更を受けて、日本で販売されるトラベルバッグにも動きが出ました。ご想像通り「115」に収まるバッグがフィーチャーされるようになったのです。前からあった海外ブランドものを改めて紹介したり、国内メーカーが新商品を発売したり、と。
しかしサイズが大きくなると、内に入る荷物も増え、重くなりがち。いくら軽量コンパクトな旅道具を選んでも、自分の手で持つよりは、転がして運べるほうがラクですから、「トロリー」に人気が集まったのでした。僕が空港で見かけたピカピカの大きめトロリーを持っている人は、きっと5月以降に手に入れたのでしょうね。
ところで、ビーパル最新号(10月号)には、「旅道具」の特集があります。今回、ライターとしてこれを担当するにあたり、改めてトロリーを探してみると、本当にいろいろなタイプが! スーツケースのようなルックスもあれば、バックパックに似たタイプも。色やデザイン、細部の仕様まで見ていくと、バリエーションはかなりのものです。バッグメーカーの方と話していても、トロリーをイチオシする声ばかり。この勢いで行くと、来年、再来年の空港のセキュリティーチェックのゲートには、今以上にトロリーが縦列しそうな気がします。荷物を預けるためにカウンターで待たされたりせず、到着後も荷物が出てくるまで無駄な時間を過ごす必要がないのですから。それに、いつも手元にバッグがあれば、盗難の心配も少なくなって、一石二鳥です。
ちなみに、数々のトロリーのなかで、特に面白かったのは、キャスターで転がすことができるだけではなく、ショルダーハーネスが付属していてバックパックのように背負えるもの。横にすれば手でも持てる3WAYタイプです。これがあれば、道路では転がして、宿の階段や屋外の未舗装路では背負って運べます。小型デイパックを取り外して使えるものまであり、これならサブのバッグさえ必要なしです。う〜ん、なんて便利なんだろう!
私事ですが、昨年は1年の1/3くらいは、旅に出ていました。取材のための出張旅行もあれば、プライベートのキャンプ旅もあり、そのときそのときで使うバッグを変えています。交通手段もクルマ、徒歩、船などさまざまで、もちろん飛行機にも。それなのに、なぜ今まで「トロリー」を持っていなかったのか、自分でも不思議です。この特集を担当したのを機に、僕も「115」のトロリーを買うことにしました。実はもうほとんど決まっているのですが……。もう少し楽しみながら悩んでみようと思っています。
(ライター/高橋庄太郎)
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