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散歩の途中でみつける秋の味覚、ムカゴ
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どこもかしこも実りの秋。毎日、目をギラギラ、否、キラキラさせながら、息子と散歩をしています。目的は小さい頃から大好きなムカゴ。
ムカゴは、ヤマノイモ科のヤマノイモやナガイモなどのツルにできる球芽です。毎年、秋になると成熟し、灰色になったムカゴはまるで小さなジャガイモ。
生育場所は全国各地。ヤマノイモのツルは樹木だけではなく、路肩や公園のフェンス、庭の生垣にも、よく巻きついています。散歩をしながら、人の家の生垣に鈴なりになったムカゴを見ながら、「この家の人はムカゴがなっていることを知っているのか?」「いつとるの?」「食べないの?」「あー、落ちちゃってる。」「それなら、拾っていいかな。」なんて、いうこともしばしば。一度、気付くと、あちこち目につくはずです。
収穫時期ですが、いつもは葉が黄色くなって落ちかける11月頃に、ムカゴに気付き採っていました。しかしツルを触っただけで、ムカゴが落ちてしまいやすいので、今年は10月、葉っぱが緑のうちから少しずつ収穫したところ、落ちる確率が少なくなり収穫率向上。ムカゴが青くなければ、味も黄葉してからのものと変わりませんでした。
目印はまずは細長いハート型の葉っぱ。黄葉するとより目立ちます。ムカゴは葉の影に隠れていることも多いので、パッと見て、ムカゴが無いと思っても、方向を変えて裏の方から見ると見つかることが多いです。ツルを無造作につかむと、せっかくのムカゴが落ちてしまうこともあるので、そっとつまむか、手の平に落とすような感じで採りましょう。
ムカゴと間違えやすいものは少ないのですが、ヘクソカズラの実が同じ場所によくなっているので、お子さんと収穫する時は気をつけた方がいいかもしれません。また、落ちたのを拾う時、小石をうっかり拾ってしまい、食べてしまうこともあるので、要注意。
さて食べ方ですが、幼い頃、我が家では油で炒めて、塩をパッとかけて食べるのが定番で、祖父の酒のつまみでもありました。少し硬い皮を噛みしめると、中はネバッとしつつ、ホクホク。そのちょっと青臭い香りとほんのりした甘みはナガイモより野性味があって美味です。まさに自然の恵み。
ムカゴご飯もおすすめです。お酒とだし醤油を加えて、ムカゴをお米に混ぜて、炊飯器で炊くだけ。炊いている時に、炊飯器からムカゴ独特の甘い香りがしてきてワクワクします。だし汁などを入れず、塩茹でしたムカゴを入れるだけでもおいしいです。1歳の息子は、ムカゴだけご飯から掘り出して、よく食べています。
電子レンジだと一握り、1分ぐらいで柔らかくなるので、単品で食べるだけでなくお惣菜にも使えます。バターやゴマ油で炒めたり、汁の具、甘辛煮など、お好み次第。お菓子に入れる人もいるようです。
地元の朝市で売っていたムカゴは栽培しているナガイモ(トロロ芋やネバリ芋等)のだそうで、野性のムカゴよりも大きく、素揚げや、白和えにしたら立派なおかずになりました。
一ヶ月ぐらいはとって置けますが、 少しずつ皮にしわが寄り硬くなってくるので、ある程度貯まったら、早く食べることをお薦めします。
手頃に採れる秋の幸。ムカゴを知ると、散歩中も楽しいし、帰ってからも楽しみですよ。
(新米母さんライター/半谷 美野子)
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