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あのクイーンのブライアン・メイも
魅了された秋の夜空の黄道光
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秋も深まり、紅葉前線の動きが気になる今日この頃。風は冷たいけど優しく澄んで……そんなこの季節が僕は好きです。
秋といえば「黄道光」の季節。「黄道光」とは、夜間に黄道(天球における太陽の見かけ上の通り道)に沿って帯状に広がって見える淡い光芒のこと。日本では、1〜3月の夕方と9〜11月の明け方に観測しやすくなる天文現象です。特に今の季節の「黄道光」は、夜明け前の空に冬の星座たちを纏った天の川と同時に見え、その光景は神々しいという形容がぴったりです。
今夏、イギリスのロックバンド「クイーン」のギタリスト・ブライアン・メイ氏の博士号論文が発表され話題になりました。氏がロックミュージックで成功する以前に、大学で天文学を専攻していたという話はファンの間では有名でしたが、まさか36年も経って博士号論文に着手するとは思ってもみませんでした。と同時に、時を経ても尚、宇宙への憧れやロマンを失っていなかったということに、同じ天文ファンとしてとても嬉しく感じたものです。
論文テーマは「黄道塵の中の視線速度(Radial Velocities in the Zodiacal Dust Cloud)」。黄道塵とは地球軌道付近に散らばっている塵のことで、その塵が太陽光を散乱し「黄道光」として観測されるのです。
そんな「黄道光」ですが、とても淡い光なので、見えるか見えないかは空のコンディションに大きく左右されます。光害のない星空のきれいな場所で見ることが出来ますが、残念ながら町灯りの多い市街地では見ることができなくなってしまった現象です。
眩いばかりの光の柱は高く高く頭上を越え天の川にまで達します。肉眼で見るその光景は圧巻の一言です。
秋晴れが気持ち良いこの季節、放射冷却で夜の冷え込みは厳しくなってきます。冷え込めば冷え込むほど、星々の輝きが増していく気がします。先日の撮影行では、夜が明けると当たり一面霜で真っ白の世界になっていました。フィールドは早くも冬到来です。
(星景写真家/武井 伸吾)
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◇◆DATA◇◆
●ブライアン・メイ氏のウェブサイト
BRIANMAY.COM - THE OFFICIAL BRIAN MAY WEB SITE
●博士号を取得時のニュース&コメント
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