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メダカ池のソーラー発電は試行錯誤中!
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朝晩の冷え込みがだんだんと厳しくなり、メダカ池の周辺の林では赤く色づいたカラスウリが目に付くようになりました。ほんの少し前まで水草が繁茂していたメダカ池も、その水草に勢いがなくなり、水中もすでに冬のようです。もちろんメダカを上から覗いてみても、水面を泳ぐ姿を見かけることはほとんどありません。
メダカ池での撮影はしばらくお休みとなりますが、これから迎える冬の間にも、来年の撮影の準備だけは進めておかなければなりません。今年はため池や水路を再現したメダカ池で撮影を行ったので、来年は水田を再現した水中撮影を考えています。そのためには稲を植えるための浅い水域を掘らなければなりません。また今年は予想以上にメダカが増えてしまったので、これらを飼育するための池も作ることにしました。
さて飼育池を作るとなると、やや個体密度が高い状態になることが予想されます。そこでせめてエアーポンプぐらいは設置することにしました。ここで問題になるのがポンプを回すための電気です。メダカ池のすぐそばには電線が通っているのですが、エアーポンプのためだけに、メダカ池に電気をひくわけにもいきません。そこで手軽に電気を得られる自家発電でまかなうことにしました。
燃料を使わない自家発電を考えた場合、思いつくのは水力、風力、太陽光といったところでしょうか。これらをうまく利用すれば、さほどお金もかからず電気を作り出してくれるはずです。とりあえずはどの発電システムが一番よいのか検討します。まずは水力発電。田んぼのすぐ横には水路があります。しかし、通常は水深わずか3cm……。これではとても発電用の水車を回すことはできません。
次に考えたのが風車です。しかしメダカ池がある休耕田は谷戸(やと=丘陵地に囲まれた小さな谷あいの環境)の奥に位置しているため、両脇の林に風がさえぎられて、あまり風が吹かないようです。どうやらここは風の谷にはなりそうにありません。結局最後の太陽光発電がもっとも現実的ということになり、早速ソーラーパネルを購入して、試してみることにしました。
購入翌日、テストをかねてエアーポンプを接続することにしました。ソーラーパネルの電圧は12V用なので、車のシガーソケットから電気をとれる変圧器を使って、エアーポンプが使える家庭用電源と同じ100Vに変換することにしました。幸いこの日は晴天だったので、エアーポンプが快調に空気を吐き出すことが期待できます。なにはともあれコンセントを差し込みます。結果は上々で、バケツの中で泡がはじけます。しかしエアーポンプが小さすぎて、さらに深いメダカ池ではほとんど空気は出てこないことがわかりました。
より深いところまで空気を送り込むには、エアーポンプを大きくする必要があります。ところが使用する電力が増えれば、その分ソーラーパネルも大きくしなければなりません。しかも最大9Wの発電能力があるソーラーパネルも、曇ったり陽が傾いてしまうと発電量が急速に落ちてしまいます。家庭のコンセントならすぐに得られる電気も、自然エネルギーを利用した自家発電では、ほんの少しの電気を確保するのもなかなか大変だということを実感しました。
ソーラーパネル購入前は、夜間照明やすでに掘ってある井戸に設置する、くみ上げポンプの発電も考えていたのですが、それはだいぶ先になりそうです。
(カメラマン/松沢 陽士)
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