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冬の野付風連道立自然公園は大陸のイメージ
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北海道も東の果て、ノサップ岬に近い「野付風連(のつけふうれん)道立自然公園」はだだっ広い湿原と砂州に囲まれた汽水湖が点在しているさびしいところだが、その大陸的風景は見る者を圧倒しここが日本であることを忘れさせる。
知床半島とノサッブ岬に挟まれた根室海峡沿いの国道244号線を北上、「ヤウシュベツ川」にかかる万年橋から見る海側の風景は湿原の葦が密集して見事な風景を見せてくれる。
さらに進んで本別海(ほんべっかい)の別海橋を渡る寸前、道を右に入ると走古丹(はしりこたん)へ向かう。左側を注意深く100メートルも進むと一歩松の看板や「第一次伊能忠敬測量隊最東端到達記念柱」の案内看板があり、歴史に弱い者にとっては驚きの場所となる。
ここからの走行はかなり注意が必要だ。交通量が極端に少ない貸し切りみたいな平坦な道路が延々と続き、つい愛車の力をためしてみたくなるが、周囲は湿原で葦原の中にエゾシカが潜み、ときおり車の見えない隙をついて道路を横断する。高速移動する機械に学習をしていないので計算違いをして衝突をし、車は大破エゾシカはズタズタという惨状になり車の乗員も只では済まない。そこでこのような看板の登場となる。道路が二手に分かれるあたりが最も危険だ。
道を右へたどると「走古丹港(はしりこたんこう)」で行き止まり。戻って左の道を行くと「走古丹」の砂州の最先端へ行けるのだが現在は交通止めとなっている。まだ交通止めになっていなかった2002年撮影の画像で説明すると先端は根室湾の海水が出入りする流路となっていて、はるか向こうに春国岱(しゅんくにたい)が水平線に張り付いたように見えるがはっきりは確認できない。
北緯43度の太陽の位置は低く落日も早い。野付半島(のつけはんとう)トドワラへ急いだが昔の面影はすでにないものの、夕陽が意外なところへ沈みすさまじい落日にお目にかかった。
(北海道在住/藤 泰人)
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