 |
 |
自然素材で自作に挑戦、イースター卵
|
ドイツでは、クリスマスに次いでイースター、復活祭が盛大にお祝いされます。毎年、日付が違うのですが、今年は3月21日から23日。キリストの復活と春の到来を祝うこの日には、豊穣のシンボルとして卵を飾ります。そして、他にも、ひよこやうさぎが卵と一緒に飾られます。冬の間はいなかった本物のうさぎが暖かくなって穴から這い出し、畑でぴょんぴょんと飛び跳ねている光景も、見かけられるようになります。
この春の気分に誘われて、今年は私も自分でイースターの卵飾りを作ってみることにしました。もちろん、本物の卵を使って。この時期、スーパーマーケットでは、すでに色づけされたゆで卵が店頭に並びますが、やはり、こちらは数日のうちに食べきってしまわなければなりません。長く卵飾りを楽しみたいのならば、中身をとりだし、殻だけを飾ることになります。
ドイツ人は、子供の頃は卵に二つ穴をあけ、片方の穴から息を吹きいれて、もう片方の穴から卵白と卵黄を取り出したと言っています。私はお店で中身を取り出す専用のポンプを購入しました。こちらは、穴を一つだけあけ、そこから穴のあいた細い針をさし、空気圧で中身を押し出すというもの。思ったより簡単。小さな穴から卵白が先にドロッと、次に卵黄がトロッと流れ出てくれます。卵を壊すことなく中身の取り出しに成功。このポンプを使って殻の中をきれいに洗い流すこともできました。空の卵は思ったよりも軽く、簡単に壊れてしまいそうな手触りです。そっと扱ってあげなくては!!!
次は色づけです。食品にも安全に使用できる着色料が数多く市販されています。今回、私は、家のキッチン戸棚や冷蔵庫の中を見渡してみました。お料理をしていて色づく食材は何かと探してみたのです。インド香辛料のターメリック、コーヒーや紅茶、サフラン、ビーツが目に留まりました。こういった食品で色をつけるのなら、体には害はないはずです。いくら、すでに中身を取り出し、殻だけになったとはいえ、やはり、卵は食品。なるべく自然な色を着けてあげたいと思ってのことです。
では、早速……。先ずはターメリック。こちらは想像通り、黄色の卵の出来上がり。ロシア料理、ボルシチにかかせないビーツからとったジュース。真っ赤に染まると思いきや、茶色の卵になりました。これなら、最初から茶色の卵に穴を開ければよかったかな……。そして、フルーツテイー。こちらもピンクを期待していたところ、紫色の卵となりました。
なかなか、思ったような色にならないのが面白いです。遊び心に火がつき、さらには、ほうれん草を買いに走り、ザラザラの緑色の卵を作り、ブルーベリーの瓶を開けてフルーツテイーと同じような紫の卵をもう一つ作りました。
色にはムラがあり、思ったように色がのっていない不細工な卵飾りの出来上がりですが、それもご愛嬌。子供の頃の工作の時間を思い出し、久々に手作りの楽しさを味わうことが出来ました。
そして、この頃、やたらと卵料理が食卓にのぼりました。だって、取り出した卵黄も卵白もちゃんと食べられるものですから。どんな卵料理に変身したかは、私が書いている料理ブログ「MOMOの台所 〜ドイツの食生活だより〜」でチェックしてみてください。
(ドイツ在住ライター/和田 かおる)
|
|