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あなたのご近所はまだ大丈夫? 春のヨモギ摘み
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待ちにまった春。出てきた出てきた、野の草たち。そんな見ているだけで、心うきたつような小さな草花の中で、つい探してしまうのがヨモギ。2月頃から緑白色の葉が枯れ草の上に見え始めていましたが、ようやく摘める大きさに生長してきました。
さて草餅や草団子でよく知られている「ヨモギ」。しかし、いざヨモギをつむとなると迷う方もいるのではないでしょうか。ヨモギはキク科の多年草。食物繊維が豊富で、血液浄化やガン予防効果までいわれるほど様々な効果で、漢方にもよく使われる、優れものです。日本全国に分布し、道端や公園、空き地や河原などでよく見かけます。しかし、生長するとほかのキク科の植物と区別がつきにくく、またそれとは別においしくなくなってしまうので、春先がヨモギを見分けるチャンスです。
まずは周りの草より白っぽい草を探してみましょう。羽状に裂け目の入った、キクの葉に似た緑白色の葉っぱには、柔らかな銀色の毛が生え、裏を返すと表よりも白くなっています。そしてちぎってみて、ヨモギの匂いがしたら大丈夫。違う草を食べると危険なこともあるので、よく確かめてみて下さい。
ヨモギ摘みができるのは、地上から10cm程度立ち上がったぐらいまで。それ以上大きくなると、葉が固く、ゆでてもスジっぽさが残る気がします。また大きくなると、場所によっては除草剤などかけられる恐れがあるので気をつけましょう。土壌の残留農薬などが気になる方は、公園や畑の持ち主に聞いてみたり、犬のトイレになっていないか心配な時は、さりげなく事前にチェックしてみることをおすすめします。摘む時はできるだけ柔らかそうな葉っぱをとり、枯れ草をその場で取り除くことが、調理しやすくなるポイントです。
さて、ヨモギの食べ方ですが、やっぱりおすすめはヨモギの香りたっぷりの草団子。私の作り方は情緒はありませんが簡単です。2度ゆでしてアクをとったヨモギをまずミキサーにかけます。この時一緒に白玉粉に混ぜる分量の水を入れ、ドロドロのヨモギ液を作ります。そのヨモギ液に白玉粉を混ぜ、耳たぶぐらいの硬さになるまでこね、熱湯へ投入。白っぽかったお団子がどんどん草色になり、茹で上がってきて、プカッと浮いたら、ちょっとおいてから、すくってボールに汲んだ水の中へ。冷えたら、お皿に盛り付けて、餡子やアズキをトッピング。一口食べれば、春の息吹が身体に流れ込んでくるようです。
ヨモギ味や和菓子が苦手という方は、ヨモギパウンドケーキはいかがでしょう。茹でてアクをとった、ギュッとしぼってゴルフボール大ほどのヨモギをケーキに使う分量の卵と一緒にミキサーにかけます。あとはケーキを作る手順で卵を混ぜ、焼くときれいなヨモギ色ケーキのできあがり。分量によると思いますが、バターの香りで、草の香りが抑えられクセがなくなります。
アクをとるために茹でるのは面倒くさいという方は、どうぞそのまま天ぷらに。草餅以上にヨモギの味がして、驚くほどモチモチした新食感が味わえます。また、少ししか取れなかったという時は、サッと茹でてからお味噌汁などの具にするのもおすすめです。沢山とった時は、乾かしてお茶にしたり、茹でたものを冷凍して保存すると重宝します。
あっという間に大きくなってしまうヨモギ。どうかこの春、みなさんがおいしそうなヨモギに出会えますように。
(新米母さんライター/半谷 美野子)
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