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ダイナミックな縄文土器の直火焼
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読者の皆さんは、最近、焚き火遊びなんてしましたか? 埼玉県富士見市にある国指定史跡の水子貝塚。この遺跡の保存と活用を目的に整備された「縄文ふれあい広場 水子貝塚公園」では、年に数回、ちょっと規模の大きな焚き火が行われています。
焚き火といっても、火の中には焼きイモならぬ“焼き土器”が入っているし、薪をくべる人の姿もなんだか物々しい出で立ちをしていますが、実はこれ、縄文土器を焼成しているところなんです。
土器を焼いているのは、公園に隣接する水子貝塚資料館を拠点に土器作り活動をする「土器づくり部会」の皆さん。この会では市内の遺跡から出土した実物の土器を目の前に置きながら土器づくりを楽しんでおり、粘土の採集から粘土こねをはじめ、土器に縄目の文様をつけるための縄文原体づくりなど"手作り"にこだわった土器づくりを行っています。
ただし、縄文時代にどのように土器を焼いていたのかということは、まだはっきりしてはいないそうで、この会では原始的な直火焼きで土器を焼いているとのことでした。野焼きの粗末な窯ですが、窯の中の温度は800℃を超え、風が吹くと1000℃以上にも達するといいますから、原始的とはいっても侮れません。燃え盛る炎の熱は想像以上に激しく、地面は熱く熱せられ、土器を乾かすために火のそばに土器を置こうにもなかなか容易にはいきませんでした。
それでもどうにか土器を火のそばに置いて乾かすこと1時間、いよいよ土器を火の中に入れます。土器と土器の間に薪を入れてどんどん火力を上げ、土器全体を薪で覆うと、炎はこれまでにない勢いで火柱を上げ一気に燃え上がりました。
土器が焼き上がるまで約1時間。野焼き窯の横では縄文土器を使った“縄文料理”が作られ、参加者はトン汁や炒ったドングリをつまみながらしばしの休憩。1時間ほどして薪が燃え尽きるのを確認すると、灰の中から焼きたてほやほやの縄文土器を回収しました。どうです、赤茶色に焼きあがった見事な縄文土器の数々。私も作ってみたいという読者の方、毎年10月には水子貝塚資料館が主催する全4回の土器づくり教室が開催されているとのことです。まだまだ半年先の話ですが、今から縄文文化の勉強をして、秋になったら土器づくりを体験するなんてプランはいかがですか?
(ライター・エッセイスト/藤島 斉)
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◇◆DATA◇◆
■水子貝塚資料館
〒354-0011 埼玉県富士見市大字水子2003-1
電話:049-251-9686
■富士見市HP内の水子貝塚資料館のサイト
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