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「贅沢」と「エコ」が両立。美しいベトナムの宿


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 ベトナム最高峰ファンシパン岳(標高3142m)から約9km、中国との国境に近い海抜1560mの地に、サパという町があります。高温多湿のベトナムにあって、夏でも気温が20度少々までしか上がらないため、フランス統治時代に避暑地として開拓されました。周囲には棚田が広がり、少数民族の村が点在し、民族衣装を着た人たちが歩いているのんびりした田舎です。

 町のすぐ外は自然保護区に指定されており、世界でもベトナム北西部にしかないさまざまな動物、植物が見られます。貴重な自然と文化にふれようと、多くの欧米人が訪れては、トレッキングやマウンテンバイキング、少数民族の村めぐりなどを楽しんでいます。

 この自然豊かなサパの郊外にあるのが、人気の宿、トパス・エコロッジです。“贅沢”と“環境にやさしい”は相容れないことが少なくありませんが、トパスが目指すのが、まさにそこ。少数民族村がある山を眼下に見下ろす丘には、25の独立したコテージが、互いのプライバシーを守りながら建っています。
 石造りの素敵な部屋の外にはバルコニー。目の前に広がるのは、山をひとり占めするような圧倒的な絶景です。ひなたぼっこしながら本を読んだり、うたた寝したり。太陽の動きや風を感じながら、山の景色の移ろいを堪能できます。アクティブに過ごしたい人には、散歩やハイキングからファンシパン岳登山まで、アレンジも思いのままです。

 環境に配慮した運営方針から、各コテージの電気とホットシャワーはソーラー発電でまかなっています。テレビやインターネットはもちろんありません。また排水は浄化するなどして土地や川を汚さないようにしているほか、ビュッフェの食事は廃棄がなるべく出ないようきちんと計算して作られています。

 トパスはデンマークに本部を持つ旅行会社が母体ですが、彼らがサパでベトナム側とジョイントベンチャーを行うにあたって心がけたのは、地域社会に経済的恩恵をもたらすことでした。
 まずエコロッジの建設は地元の土建会社に依頼し、風土、気候を熟知している建築士、職人が建物を作りました。そして英語の堪能な外国人をスタッフにするのではなく、現地の少数民族を雇い、語学やサービスを教育し、現金収入のほとんどない彼らに1年を通して働ける場を提供しています。地元で取れた食材を使うことも、地域の活性化につながっています。

 デンマークの環境基準に合わせて運営されているトパス・エコロッジ。その志への共感とすばらしいロケーションから、シーズンには連日満室となるといいます。山に抱かれた地域密着のエコ宿で、この上なくリラックスした休暇を過ごしてみませんか?

(ライター/山下 智菜美)


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◇◆DATA◇◆
トパス・エコロッジ
HP:http://www.topas-eco-lodge.com/



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