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どこまで行く? ドイツの禁煙法
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ビーパル読者の喫煙率は低いのでしょうか、エアービーパルで紹介されているお店には、禁煙をかかげているところが多いような印象をうけます。世界中を見渡しても禁煙への傾向はまぬがれないご時世のようですね。
つい数日前、日本にもタスポカードというタバコ購入のための成人識別カードができたことを知りました。これから徐々に全国的に普及させ、未成年のタバコ購入を防いでいくとのこと。ドイツでは、すでに、タバコの成人識別自動販売機は普及しています。自動販売機にお金を入れるだけでは、タバコは購入できません。タスポカードという特別のカードではなく、運転免許証かECカード(クレジットカードのようなもの)を挿入する必要があります。
ドイツに住んでいる私の目からみれば、日本はまだまだ喫煙天国です。ドイツ人はタバコをよく吸いますが、その反面、禁煙運動もかなり盛んです。何と言っても、今年から、ついにほとんどの州で、病院、市役所、学校、駅と言った公共の建物内だけでなく、レストラン内での喫煙も禁止となりました。
喫煙席、禁煙席という区別の時代は終了。レストラン内全域が禁煙です。もちろん、テーブルの上に灰皿も置いてありません。レストラン経営者に選択する余地はありません。法律で決められた禁煙法ですから。レストラン経営者からの反発はもちろんのこと、せめて経営者に喫煙レストランにするか、禁煙レストランにするかの選択をまかせるべきだという市民の声も聞かれます。
戸外の喫煙は自由です。季節が夏ともなれば、路上にテラス席が用意されるし、レストランの大きな庭のビアガーデンでは、冷えたビールと一緒に、気兼ねすることなくタバコを吸うことができるのですが、冬のこの時期、霧や雨まじりの灰色の空の下、分厚いコートを着こんで屋外で食後の一服なんて、いやですよね。
そして、レストラン側にしてみれば、お客を集められなければ、売り上げにかかわってきます。そこで、数多くのレストランが、店先に別個の喫煙テントを設けはじめました。もともと夏にはオープンテラスとしてテーブルや椅子を並べる場所に、分厚いビニールのテントを張り、中ではガスストーブを燃やして、温かい喫煙席の出来上がり! というわけです。
でも、ちょっと、待って! ドイツでもガス・石油は過去最高の値上がりを見せ、自動車の排気ガス、焼却炉からの煤煙などによる環境汚染が話題に上っています。このガスストーブもエネルギーの消費、かつ汚染につながるのでは?と思っていた矢先、案の定、ニュルンベルク市では、このテント内でのガスストーブの使用を禁止する動きがあるとのこと。
禁煙運動にも環境保護にも賛成な人は大勢います。ただ、そのやり方に問題があると。禁止に禁止を重ねていくだけでは、ドイツ人市民も納得ができないようです。
ちなみに、私、タバコは吸いません……。
(ドイツ在住ライター/和田 かおる)
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