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平和を願って自転車で、世界の女性達と中東を走った!


●本日の筆者、自転車娘こと山崎美緒さんのブログはこちら!
 自転車で平和を訴えよう!と世界中から中東に女性が集まりました。『Follow the Women2008』中東平和サイクリング2008というイベントです。
 世界約30カ国から300人以上の女性が集まって中東地域の平和を願い、なんと自転車で世界へと発信する活動です。イギリス人女性デッタ・レーガン氏の呼びかけにより2004年に始まり、第4回目である今年は5月1日から15日の約2週間、レバノン、シリア、ヨルダン、パレスチナの4カ国を自転車で走りながら平和をテーマにした様々なプログラムを行いました。
 参加国は欧米諸国が大半ですが、現地女性も参加していて、また少数派ではモロッコ、イラン、トルコそして日本(初参加!)と実にワールドワイド。各国に支局があり、メンバーの募集とツアーのコーディネートはもちろん、活動資金の積み立てやスポンサー探し、メディア、報告会の開催を通じての情報発信などそれぞれ活動を展開しています。

 このイベントに、友達の友達の友達のトルコ人からの紹介で、アフリカ自転車単独縦断、現自転車活動家(!)の山崎美緒がいってきました

 さて、どんなツワモノ女性が集まるのか……。
 と思いきや、サイクリストは私くらいでほとんどがOLや学生、主婦などといった「普通」の女性たち。「自転車になんて乗ったことがないわ」というお嬢様や、モデルのような美女もいました。とはいえ「平和を願う」という一つの志の元に集まった女性たち、やっぱりパワフルでアクティブ。彼女たちと朝から深夜まで行動をともにし、経験や意見をシェアするというのは実に刺激的でした。

 地元のユースや女性の団体、企業、政府などの協力のもと難民キャンプ訪問、ミーティング、ワークショップなどなど盛りだくさんの活動が企画されていました。
またサイクリング中には沿道からの声援、にぎやかな音楽やダンス、美しい花や料理、お菓子でのおもてなしなど温かいホスピタリティで溢れていました。

 非常に明るく陽気な地元っこ達ですが、中にはものすごく辛く悲しい経験を話してくれる人もいました。インティファーダの時に夫や息子が亡くなった、10代の4年間を牢獄で過ごした、占領地に家があり帰る事はできないなどなど。私も彼らも同じ地球で同じ時を生きているにもかかわらず、あまりにも厳しい現実。
 「伝えてほしい」
 現地の人たちから幾度となく言われました。あなたたちがみたことを、私たちの声を。あなたの国で、家族や友人に。

 パレスチナはイスラエルに占領されて今年で60年。一方イスラエルにとっては建国60周年です。「両者にとっての平和こそが、真の平和だ」と創設者のデッタ氏。現地メンバーのなかには「イスラエルが参加するなら私たちは参加しないわ」という意見がある一方で「この企画の意味を理解し共に行動を起こせるのならば、歓迎する」という意見も。ある国のメンバーは「対話が必要だ」というTシャツを着ていました。
 Follow the Womenはそれ自体で完結するものではなくて、それぞれが平和について考え一歩踏み出す機会であり、社会へ自分なりのアクションを起こしていくきっかけなのだと感じました。

 自転車で平和を訴える、なんと前向きで創造的なのでしょう! このような自転車により社会へとメッセージを発信する活動は、今世界中で注目されていて、日本でもエイズ予防啓発のための『コグウェイfor STOP AIDS』、火山噴火の復興を願う『三宅島エコライド』、洞爺湖サミットのための『洞爺湖ツーリング』など様々なメッセージ性のある活動が行われています。前回ご紹介したアフリカを自転車で走る『エリトリア自転車&STIP AIDSツアー』もそうです!

 自転車に乗ること、一人一人が好きなことを楽しんでやることが社会へと繋がっていく、こんな幸せなことで地球が変わっていったらすばらしいですね。
 来年もFollow the Women 2009があります! 興味のある方は私のブログをご覧ください!

(自転車一人旅娘/山崎 美緒)



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