 |
 |
風呂敷の伝統と新しいエコスタイル・・・京都から
|
昔からある風呂敷の用途の一つに、ものをまとめて運ぶというものがあります。このロハス風呂敷はその面を強調した、ロハスクラブ認定のエコロジカルグッズです。つまり、レジ袋の代用品、ごみの削減、廃棄物の発生抑制(リデュース)につながるという代物です。水色や白地に、絶滅品種の動物をあしらったデザインにしているのは、そのメッセージ性を重要視し、素材はペットボトルのリサイクル製品と、環境配慮にあくまでこだわっています。
風呂敷というからには、一枚の布ですが、デザインが今までの古典紋様とはかけ離れているためか、アイデア一つで、様々な用途にも使われています。スカーフ代わりにも使用されているそうですが、
「風呂敷はスカーフ代わりに使えますが、スカーフは風呂敷代わりには使えません」と仰るのは、宮井株式会社の小山さん。何が違うかというと、生地にする糸の密度の問題で、角ばった品物を運ぶときに裂けたり穴があいたりしないように、打ち込む糸の数が格段に多いのです。会社の品質管理規定に適合した生地でないと販売されません。生地自体は軽く、薄いので、ポケットにも入るコンパクト仕立てとなっています。
もちろん風呂敷は、京都人にとっては、贈答儀礼の必須アイテム。暮らしに馴染んでいて、親近感もあります。
結納などのおめでたいときには、進物盆の中でも一番大きい広蓋(ひろぶた)に品物を置き、袱紗を掛けて、それを包む。決して結ばないで、平包みで持参し、手前に家紋が見えるようにして相手さんに回して差し出します。日本ではご存知の通り、言霊の文化があり、「結びを解く」ということを忌み嫌うからです。
小山さんから、「相手さんが袱紗を取って中のものを取り出すまで、外の穢れから守るという意味も風呂敷にはありますね。包むということは、ものを運ぶ、ものを守る、ものを仕舞う目的で使いますが、その一方で儀礼を表すのです。包むという漢字の元の形は、母親の胎内に赤ちゃんが宿っているという様を表しています。このことからものを包む行為には、ものを慈しむ心情が宿っていると考えられます。贈答の品を風呂敷に包んで持参する、これは日本人としての独特の感覚でしょうね」と風呂敷の位置づけを教えていただきました。
文化に根ざした風呂敷を、新しい感覚で再度使ってみる、これも大きく見たらリユースの一環になるかもしれません。3R(リデュース・リサイクル・リユース)のお手本、ロハス風呂敷。この夏のアイテムにお一ついかがですか。全国の百貨店、または唐草屋 楽天市場店からはネットで購入できます。
もっと風呂敷を知りたい方の為に、ただいま、宮井さんでは「伝統の風呂敷構図展」を社内ギャラリーで開催されています。2次元から3次元へ、包み方のレイアウトでこれだけ変わるということが目で見て分かります。詳しくはこちらを。
(京都在住/横田 美行)
------------------------------------------------------
◇◆DATA◇◆
[宮井株式会社]
〒604-8163 京都市中京区室町通六角下ル鯉山町510
TEL:075-221-1476 FAX: 075-255-0297
HP:http://www.miyai-net.co.jp
[唐草屋 楽天市場店]
〒604-0943 京都府京都市中京区麩屋町通り御池上ル上白山町252-4
TEL/FAX:075-212-5540
HP:http://www.rakuten.ne.jp/gold/karakusaya-r/
|
|