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ヒッチハイクのチャリンコライダーが行く
「タダ美味」の旅・8「一本釣りのマグロ」の巻(前編)
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「大物だ! 大物だ! 全長3m、重さ400kgのクロマグロが揚がったぞ!」
ここは一本釣り漁法で有名な青森県の大間町。一尾2,000万円超の史上最高値をつけたマグロも、この町で一本釣りされたものだ。
この“日本一高級なマグロ”が8月に行われるお祭りで振舞われるという情報が入った。これは行かねば遺憾(いかん?)でしょ!
僕は今、こうした“タダ喰いできる”お祭りを目的地に、毎月、旅をしている。1月は広島でカキを、2月は長野でそばを、3月は山口で河豚を、4月は宮城で山菜を、5月は静岡でカツオを、6月は千葉でスイカを、7月は北海道でウニをタダ喰いしてきた。移動はヒッチハイクと持参した折りたたみ自転車で行なう。タダで行ってタダで喰う、というわけだ。
マグロの味は、捕まえてから殺すまでの時間で大きく左右する。網を使った漁法では、網にかかってから船に揚げるまでに時間がかかり、網の中で死なせてしまうこともある。一本釣り漁法なら、海面まで引き寄せたマグロを銛でひと突きして、即死させられる。
また、マグロは体温が高く腐敗が早いため、水揚げしたマグロはすぐに内臓を出し、そこに氷を詰めて冷却する。一度に大量に水揚げする漁法では、ここまで迅速に処理できない。一尾ずつ対処することにより、熱で肉が変色する『身やけ』も最小限に抑えられる。
現在、大間で一本釣りをする漁船は110隻。マグロの鮮度を保つには、明治時代から受け継がれてきた一本釣り漁法が最も適しているのだ。
さらに、大間町は魚場にも恵まれている。目の前に広がる津軽海峡は、回遊魚であるマグロの通り道。陸から眺められるほどの近場で漁ができるから、港に揚げるまでの時間も短い。大間港に水揚げされるマグロに冷凍品はない。
また、大間岬の500m北に位置する弁天島周辺は天然の漁礁になっているため、餌を求めたマグロもよく集まる。水深があるため赤身の魚が多く、イカを主に食べているマグロに比べ油ののりも良い。
大間で揚がったクロマグロは、キロ単価の最高額が10万円。一方、海外の冷凍ものは平均で7,000円前後。市場価格で計ってもその差は歴然だ。
生産性と引き換えに品質を維持する一本釣り漁法。この漁法で獲れた贅沢なマグロを、タダで食べに行きませんか?
※振舞われた料理の味や食感、旅の様子等のレポートは、後日改めてairBE-PALで配信致します。
※今回の旅は、8月11日(月)に東京を出発しています。詳細はリアルタイムで更新しているブログにて報告しています。
(ヒッチちゃりだー/村田 貴紀)
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◇◆DATA◇◆
『大間町ブルーマリンフェスティバル』
日程:2008年8月14日(木)
時間:9時〜
会場:大間港
連絡:大間町役場産業振興課
電話:0175(37)2111
◇◆人物(プロフィール)◇◆
ヒッチちゃりだー/村田貴紀
大学卒業後、電機メーカーに就職するが早期退職し、ヒッチハイクと折りたたみ自転車で日本一周の旅に出る。その経験を元に、『寝床の値段』(東京☆一週間・関西☆一週間/講談社)、『ヒッチハイク先生からのお手紙』(不二家Webサイト)、『1日10秒の四字熟語塾』(AOLダイアリー)等の旅コラムを連載。BE-PALでは記者を務めるなど、現在はフリーライターとして活躍中。
HP:http://tabi.cc/
旅ブログ:http://ameblo.jp/kuinige/ ☆メッセージ書き込み歓迎!!
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