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函館に新しい観光の“足”登場!


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 洞爺湖サミットも終わり、北海道内各地の観光地には観光客で賑わういつもの風景が戻ったようです。そんな街のひとつ函館に登場したのが、自転車タクシーことベロタクシーです。

 これまで函館観光の“足”といえば、市民から「市電」の愛称で親しまれている路面電車をはじめ、バスやタクシー、人力車などが定番でしたが、第5の足としてこの春に正式運行を開始したのがこのベロタクシー。「歩くよりちょっぴり早いくらいのスピードなので、景色をしっかり楽しめていいですね」と、利用した観光客からの評価も上々。フルムーン世代の観光客から修学旅行中の小学生まで幅広い世代にウケているそうで、最近では台湾や韓国、マレーシア、オーストラリアなど外国人観光客の利用も多いといいます。

 そこまで評判だと聞いては、自転車好きの私としては乗らずにはいられません。さっそくベロタクシーが出没するという赤レンガ倉庫街へ向かい、ベロタクシーを捕まえることに。すると、確かにありました。客待ちタクシーの列に並ぶベロタクシーの姿が。「ヘイ、タクシー」と右手を上げて客席に乗り込むと、なるほど視界もなかなか良好で、スピードも速すぎず遅すぎずのママチャリスピード。程よいスピードで流れていく街並みは、十数年前に自転車でオーストラリアを旅していたときの記憶とダブり、また、野暮なエンジン音もないうえ、ドライバーさんとの距離が近いので、自転車で二人乗りをしながら会話をしているような懐かしい感覚を覚えます。

 こんなイカした乗り物を北海道に上陸させたのは、学生起業家で(株)トライワッカ北海道の代表茂呂信哉さん。北海道大学水産学部の現役大学生でもある茂呂さんがベロタクシーと出会ったのはちょうど1年前の夏。観光都市としてマンネリ化しつつある函館に新しいコンテンツが生まれれば街にとって良い刺激になるのでは、という思いもあって函館の西部地区を中心としたベロタクシーの運行に踏み切ったといいます。

 「将来的には観光客の方にはもちろん、市民の方にも日常的に気軽に利用していただけるような乗り物に成長してもらいたいですね」と話す茂呂さん。この夏には小学生の子供を持つ市内の親子に街の魅力を再認識してもらおうと、夏休み特別企画『函館西部地区のふしぎをさがしに行こう』を開催。近すぎて逆に遠かった街のことを知ることができたと、参加者からも大好評だったそうです。

 ところで、函館といえば名前のついているものだけでも18の坂がある国内有数の坂の街。電動アシスト機能が付いているとはいえ、さすがに坂の上の観光スポットまでは行けないのでは? そんな意地悪な私の質問に対し、「大丈夫です、リクエストがあればどこまでだって上りますよ」と答える茂呂さん。さすがは若者、頼もしいお言葉です。私も10年前ならそんな台詞も言えたでしょうけど今となってはねえ…。ここは一つ、足腰を鍛えなおしてみましょうか。

(ライター・エッセイスト/藤島斉)


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◇◆DATA◇◆
株式会社 トライワッカ北海道HP
http://velotaxi-hakodate.com/

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31日まで、まだまだ新鮮な記事を配信し続けます。最後までお楽しみに。



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