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カメルーンで「町おこし」の中津江村、やすらぎの休日


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 人口1,372人の過疎の村が、未だに熱気に包まれている。去年のワールドカップサッカーで、カメルーン代表チームのキャンプ地になった、大分県の中津江(なかつえ)村だ。

 「じらすライオン。じれる村民」と報道が加熱。そして、深夜に到着したチームを、村民総動員しての笑顔の歓迎ぶりが共感を呼んだ。

 先日、そんな村にブラリと出かけてみた。日田市から国道212号線で大山町を縦断。松原、下筌(しもうけ)ダムの湖畔に沿って、一路中津江村へ。曲がりくねった狭い県道は、カメルーン人気で予想以上に車の往来が多い。

 役場前の広場で、先日知り合ったライターの森千鶴子嬢に電話すると、「午後からツリーハウス作りに挑戦します」とのこと。

 イベント開催中の鯛生金山には行かずにUターン。知り合いの渡辺辰巳さん(元・同村議)が経営する、道沿いのレストラン「つゆ草」で腹ごしらえ。

 同店自慢の「カメルーン・ランチ」には、同代表チームも食べたというバナナの天ぷらが。過疎の村で食べる異国の味に、何とも不思議な気分になって、食後はツリーハウス作り会場になっている下筌ダム河畔に向った。

 河畔の道に車をとめて、急な斜面を登ると、スギ林の中で10人あまりの男女が嬌声をあげながら作業中だった。地上2mくらいの高さに木材を組んでの小屋作り。私たちが子供時分にやっていた「棲家作り」と同じ発想だ。

 途中、のんびりバウムクーヘンなど焼きながらひと休みしていると、「コーンコーン」とツリーハウスを作る金槌の音が、赤・緑・黄のカメルーン色に染まった山々に響いた。とてもマイナーな中津江村に接して、気分は上々。何故だか、とてもハッピーな休日だった。
(大分県日田市在住・エッセイスト/佐々木茂美)

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◇◆食事処 つゆ草◇◆
TEL 0973-54-3880 大分県日田郡中津江村栃野4283-1
営業時間/11:00〜19:00ごろ 月曜休
交通/日田市内より車で約30分。下筌ダムのすぐ近く。
※「カメルーン・ランチ」 は土日限定で980円。
事前に予約をすれば、平日でも食べられます。



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