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内房でのんびりウナギ釣り、夜を徹して10匹の大漁


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 先週水曜の夜、友人のカメラマンから緊急メールが届きました。千葉県のある川の河口で、一晩に30匹以上もウナギを釣った人がいるらしい。なんとかその釣り師をつかまえてポイントを聞き出すから、釣りに行かないかというお誘いでした。

 メールを閉じた後も、「よく冷えたビール」と「天然ウナギの白焼き」が頭の中でぐるぐる回って仕事が手につかなくなって困りました。

 で、結局、仕事を終えた金曜の夜9時ごろ、釣り場近くのコンビニで友人と待ち合わせ、ねらい定めた川の河口に駆けつけたという次第です。ウナギは夜行性で、夜になるとエサを探して活発に活動します。だからウナギ釣りは、基本的に夜釣りになります。

 高知・仁淀川の川漁師・宮崎弥太郎さんを取材したとき、弥太さんから「なんというてもウナギの一番の好物はドバミミズよのぅ」と聞いていたので、前日、友人が親戚の農家の堆肥をひっくり返して、立派なドバミミズを入手していました。

 釣り方は、ウナギバリを遊動式のオモリ仕掛けに結び、ドバミミズの1匹付けで投げ込んでおくだけ。穂先に魚信がくれば鈴がチリリンと知らせてくれるので、のんびりビールを飲んで待っていればいい釣りです。

 上げ潮8分どきの夜10時から朝7時まで徹夜でがんばって、大小取り混ぜ2人で10匹のウナギ釣り上げました(缶ビールも10本ほど、胃袋に消えましたけど)。

 残念ながら目の高さあたりまで護岸のコンクリートで固められている場所なので、頬に川風を受け川面に映る月を愛でながらの釣り、という風流はないけれど、川のそばでゆるゆる過ごした一夜はなんとも素敵でした。1匹も釣れなかったとしても、たぶんこの楽しさは変わらなかったと思います。

 今回狙ったのは、河口から200メートルくらい上流の、対岸に葦原が残り、干潮時もある程度水深がある場所。潮時にかかわらず、一晩中ぽつぽつとアタリがありました。情報提供者との約束で具体的な川の名前までは明かせませんが、1.内房地方の、2.河口に魚市場のある小さな町を流れる川とだけ書いておきます。(ヒント:富津岬より南、館山までの間です)

(夜行性釣りバカのair BE-PALプロデューサー/黒笹慈幾、撮影/和田悟)

追伸
夢にまで見た「天然ウナギの白焼きとビールの夕べ」、土用の丑の日より少し早く実現しました、土曜の夜に(笑)。川ウナギ特有の、香ばしくて、脂ののった上品な白身が舌の上でとろけて…。もうたまらん、という「口福」な夜でした。ウナギをさばくとき、左手の親指に名誉の負傷をしてしまいましたが…。



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