バナー

【イギリス通信】 ケンブリッジの夏、伝統の優雅な舟遊び


●ケンブリッジにある「Scudamore's Punting Company」のウェブサイト(英語)。パンティングの歴史や、漕ぎ方のコツの図解など、充実した内容です!

●今日の執筆者、山内ミキさんのウェブサイト「MIKIY PHOTOGRAPHY」。スタイリッシュな写真満載です!
 橋の下をゆっくりとくぐり抜けていくゴンドラ。あーいいなぁ、来てよかったぁ、ヴェネツィア……にしては緑が多すぎ? と思われましたか、やっぱり。実はこれ、イギリスのケンブリッジなんです。

 ケンブリッジやオックスフォードというと、ほとんどの方は大学を連想しますよね。でも、もうひとつの共通文化財産、それがパンティングなのです。

 パンティングとは、平底舟での舟遊び。19世紀後半までは商業目的だったものが、やがて大学生や観光客の娯楽になったとか。

 この形は中世から発展してきたもので、浅瀬の多い川での安定性を追求した結果だそう。なので、ゴンドラというよりも、どちらかというと「矢切の渡し」風で、特に平たい舟は、縁がもう水際すれすれです。

 さて、この日はピクニックを兼ね、大人11人に子供3人で3艘の舟を借りました。わたしは以前1回経験しているので、ついつい張り切ってしまい、いつの間にか舵棒を握っていました。この棒、長さ3mはあります。これが水底の泥や水草にからまって抜けなくなりそうになることもしばしば。舟が進むあいだに、抜けなくなった棒の上に取り残され……なんてことはありませんが(笑)、最初のうちは、かなり扱うのに苦労します

 さて、いよいよお楽しみのランチ。シャンパンを抜いたり、日本人サイドからは「いなり寿司」が出たりと、持ち寄ったものでお腹がパンパンになったあとは、もやいを解いて、帰路に着きました。くつろぎモードで半分寝転がりながら空を見上げます。ちょっと曇ってきたけど、ゆったり流れる景色と水音が気持ちいいなあ。

 初めての人には、レッスンもありますし、なにしろちょっとしたコツをつかめば、こんな私でも(身長158cm、ごく標準的日本人体型)操縦できるところが爽快! 翌日は心地よい上半身の筋肉痛を楽しんだのでありました。

 ビーパル読者にとっては、湖水地方への旅行やイングリッシュガーデン、はたまたスコッチウィスキーの醸造所めぐりなど、多くの楽しみがあるイギリスですが、この夏、いらっしゃる予定の方は、のんびりパンティングはいかが? きっとみんなに自慢できますよ!
(ロンドン在住フォトグラファー/山内ミキ)

------------------------------------------------------
◇◆Granta Punting Company◇◆
http://www.puntingincambridge.com/
※この日、私が舟を借りたのは「GRANTA」ボートレンタル。
ボートを降りたらすぐに乾杯できるパブが付属しています。



TOPへ新製品ショップ話題フィールドメディア
ご意見・お問い合わせair BE-PALとは?Privacy Policy


 © Shogakukan Inc. 2003 © 村上康成
 All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
 掲載の記事・写真・イラスト等、すべてのコンテンツの無断複写、転載を禁じます。