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「働くアウトドア」で森づくりしませんか


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 「こんな森にしたい」と熊本県水俣市で村おこしをする愛林館の館長・沢畑亨さんは目標を語る。研究者がよく調査に訪れるので通称「大学山」と言われる国有林の森は、照葉樹を皆伐(選択した木だけを間引く「間伐」に対し、1本残らず無差別に丸刈りをすること)後に自然に生え戻った約27ヘクタールの照葉樹の森だ。

 しかしこの目標はもう夢じゃない。「大学山」近くの国有林で、11年前、愛林館は80年間の「分収林」契約を結び、皆伐後の3.2ヘクタールの山にクヌギ、コナラ、カシ、ヤマザクラなど広葉樹を植えた。分収林とは、所有は国だが整備を愛林館が行い、伐採したときの収入を分け合う仕組みだ。分収の割合は5対5、4対6、7対3など森によってさまざまだが、この森では7対3で愛林館と国が分収する契約にした。

 森林の専門家はよく「広葉樹の造林技術は確立されていない」と眉間にしわを寄せて語る。しかし、愛林館では技術が確立されていようがいまいが、はできてしまった。沢畑さんは、水俣市久木野(くぎの)の村おこしをするアイデアマンだが、林学専攻で東京大学農学系大学院修士課程を修了した農学修士でもある。

 「最初はやり方が分からなくて必要以上にいっぱい植えた。1haあたり2500本。もっと少なくて良かった」と経験も積み上がりつつある。今、愛林館が育てるこんな森が21haに増えた。しかし、棚田と同様人手が足りない。

 そこで毎年恒例となったのが、「働くアウトドア」だ。今年は8月3日から16日まで約半月。みっちりと山で働き、川で泳ぎ、炭焼きをして、食べて寝る。楽しめて人の役にも立てて参加無料。参加資格は「15歳以上で、まじめに森づくりの作業に取り組む方」。最短半日の参加も可能だ。

 「地球環境問題が意識されるようになったけど、山村や森林に関する知識は深まったでしょうか。「働くアウトドア」に参加して一緒に考えてみませんか」と沢畑さんは呼びかけている。申し込み・問い合わせは愛林館へ。
●水俣市久木野ふるさとセンター・愛林館(電話:0966-69-0485)


(ライター/まさのあつこ)



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