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国東半島干潟遊び日記 その3
セイゴ釣り、そして白ネギどっさりの鍋


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 国東半島は10月になっても夏っぽい陽気が続いていた。なんと言っても、10月の初旬には桂川の下流でこんな風に遊んでいたのです。
 イカ釣りに使う竿先だけを買って、リリアンをつけてもらい、そこにタナゴ釣りの袖3号の針をつける(ハリスは0.4号)。紅サシを餌にして投げ込むと、小さな(たぶん)チチブがいくらでも釣れる。石の間にはテナガエビもいて、子どもたちは網を手に海水パンツ一丁で川のなかをザブザブと遊びまわっている。小さな魚をコレクションして、観察して川に返す。「食べたい」というのを、「こればっかりは返してやろうよ」と説得するのにひと苦労する。
 数日後、桂川の上流部にあたる小崎地区の支流では同じ仕掛けでハヤも釣った。ススキが密集した堰の水辺に網を入れてみると、タイコウチをみつけて大喜びだ。

 同じ頃、大人の僕は釣りの虫が疼き出した。10月頃になると干潟を流れこむ川にセイゴがあらわれるので、無性に夜釣りがしたくなった。夜の川に電気ウキを浮かべてボンヤリ眺めるのが、楽しいんですよね。桂川と真玉町の大きな干潟の間に、大きな干拓地がある。そこに広瀬川と赤坂川という川が流れていて、広瀬川の方に出かけてみた

 川の堤防から河口に向かって電気ウキの遊動仕掛けを投げ込みセイゴを狙う。僕は満潮が終わって、潮が海に流れ出す時合いが好きだ。潮に引かれて、赤く灯ったウキが真っ黒な海面を沖に向かって流れていく。餌のアオイソメを魚がしゃぶると、ウキがわずかに沈むので周囲1mぐらいの海がぼんやりと明るくなる。ドキドキしながら、じっとウキをみつめている。
 魚がかかると、ウキが潜って海が一瞬、真っ赤になる。そして、ウキが消しこまれると蝋燭の光が消えるように海がふぅーっと暗くなっていく。この瞬間があるから、電気ウキ釣りは楽しい。あとはリールを巻きながら、ゆっくりと魚を寄せるだけだ。

 もしかしたらスズキが釣れるかも知れないので、仕掛けは大振りだ。4号の磯竿に、道糸はナイロンの六号。ハリスは4号で、針はセイゴの17号。ウキは0.8号だ。5mくらいの高さの堤防から魚を抜き上げることもあるので、丈夫にしてある。
 結局、釣果は体長32cmのセイゴを頭に4尾。もっと大きな魚がかかったのだが、抜き上げようとしたら、針がはずれて落ちてしまった。うーん。海辺に下りて、タモですくえばよかったなぁ。夜の10時頃にでかけたが、とうとう河口で夜明かししてしまった。

 ところで、この干拓地は「ここは北海道か?」と突っ込みたくなるくらい、九州には珍しい広大な農地である。冬は白ネギ栽培が盛んで耕作面積は363ha、250戸の農家が年間6600トンも出荷している西日本有数の白ネギ産地なのだ(数値は平成18年)。
 バンド仲間で農家の和泉陣くんが「11月に入ったらネギの出荷が始まりますよ」というので訪ねてみると、ぶっとい白ネギが倉庫に集められ、束ねられて、出荷の準備におおわらわだ。さすがに立派な白ネギで、近くのスーパーに並んでいるネギとは風格が違う

 白ネギの旬は12月から翌年2月にかけて、「ネギは冷え込むとうんと甘くなるよ。寒に当たれば当たるほどおいしくなるんだ」と和泉農園の和泉宮之さん(陣くんのお父さん)。
「エアービーパルの読者にも売ってもらえますか?」
「あぁ、いいよ」
 一箱が3kgで2500円(送料込み)だ。
(これは、いつものエアービーパルの通販ではないので、ご希望の方は和泉農園さんに直接申し込んでください。)

 白ネギをもらって帰り、家で豚しゃぶ鍋をつくった。しんなりした白ネギをポン酢でいただくと、とろりとした食感がたまらない。この白ネギのために、絶対にカワハギを釣りに行くぞ!
 冬らしいものを食べたせいか、その翌日からドカンと冬らしい寒さになった。桂川には、早くも鴨の群れが浮かんでいる。

(作家/毛利 甚八)


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◇◆「和泉農園の白ネギ」購入方法◇◆
内容量:一箱/3kg
価格:2500円(送料込み。別途代引き料金が315円かかります)
(2箱の場合は4000円+代引き料金315円)
出荷は3月中旬までです。
申込方法:Faxでお願いします。名前、郵便番号、住所、電話番号、希望する箱数(一箱3kg)を明記してください。
Fax番号:0978-24-2152
お届け:ファックス着信後、3〜4日でお届けできる予定です。



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