バナー

未来の巨匠発見!? 野鳥観察マンガ家


●いよいよ夏も近づいてきました。天気の良い日の夜、思わず夜空を見上げたりしますよね。ちょっと星について調べてみたくなったりもするものです。そんなとき、役に立つ凄い図鑑が発売されました。『星の地図館』。オリジナルDVDもついてます。
 週刊モーニング(講談社刊、毎週木曜日発売)に連載中の4コマ漫画『とりぱん』が面白い! 漫画のテーマは自然。なかでも作者の豊かな感性&鋭い観察力で描く鳥の日常や、ユニークなキャラには、思わず顔がほころんでしまう。

 じつはタイトルの"とりぱん"は、鳥のエサになるパンの耳のこと。作者はパンの耳に集まる鳥のネタをメインに漫画を描いているというから、ものすごい野鳥マニアだったりして!? そんな疑問を解決すべく、漫画の作者、とりのなん子さんを直撃取材してきた。

 「盛岡在住の30代独身女性」という経歴しか知らなかったので、想像たくましくインタビューにのぞんだところ、ご本人は身長173cmのスラリとした美女。開口一番、「ビーパルのような本格的アウトドア雑誌が、私になにを期待してるんでしょうか(笑)? 私は遠くまで鳥を見に出かけるなんてこともしてないし……」などと、謙遜していらっしゃったが、この漫画はまさにビーパル読者ど真ん中! むしろ、成人向け漫画誌でウケていることのほうが不思議なくらいだ。

 担当編集の寺内保博さんにお話をうかがうと、「女性読者からの人気がとくに高いですね。バード・ウォッチングは野山に出かけなくても、近所でできるんですね、なんていう感想も多いですし、年配の方のなかには、夏になると庭に鳥が来ないだろうからと心配して、ネタのアイディアを送ってきてくださる方もいらっしゃるんですよ」とのこと。

 じつは『とりぱん』は今年1月に発表された、モーニング誌の『MANGA OPEN』の大賞受賞作。かわぐちかいじ・さだやす圭両審査員が激賞し、「これが大賞でなければ審査員をおりる!」とまでおっしゃったとか。『とりぱん』の笑いのエッセンスは万人共通なのだ。

 とりのさんはこの受賞を機に、OL生活から足を洗い、漫画に専念するようになった。
「もともと、今年の3月くらいには仕事を辞めて、1年間くらい投稿生活をして、漫画家デビューをめざそうと決めていたんです」

 ところが、投稿第1作めで見事、大賞を受賞。あっという間にデビューが決まり、4月には連載がスタートしたのだ。とりのさんはいう。
「OLの前は少女漫画家さんのアシスタントをしたりしてたんです。今回、投稿をしようと決めたときに、今までの画風で描いてもダメだなぁという気がしたし、自分自身、自分の絵にピンとこなかった…。それで、今までチャレンジしたことのない4コマ漫画で、しかもギャグ調の画風にしたんですが、画風もテーマもいちばん自分にあっている感じがしますね」

 漫画のなかには「この物語はフィクションです」という一文が入っているものも多いが、『とりぱん』は正真正銘のノンフィクションだ! 
「実際に見て、自分で感じたことだけを漫画にしています。だから、ネタ切れもないんですよ。あまりに順調なので、かえってそのことのほうが心配なくらいです(笑)」。木曜日は『とりぱん』の日。とりのなん子ワールドにはまちゃってください!!

(ライター/松村由美子)



TOPへ新製品ショップ話題フィールドメディア
ご意見・お問い合わせair BE-PALとは?Privacy Policy


 © Shogakukan Inc. 2003 © 村上康成
 All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
 掲載の記事・写真・イラスト等、すべてのコンテンツの無断複写、転載を禁じます。