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雑魚釣りの帰りにいかが、伝統漁具の企画展
『漁師の知恵VSさかなの気持ち』


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 千葉県香取市にある大利根博物館(千葉県立博物館大利根分館)で開催中の企画展『漁師の知恵VSさかなの気持ち』を見てきました。
 利根川下流にあるこの博物館では、昭和54年の開館以来、地域の暮らしを支えてきた漁具600点あまりを収集してきました。今ではきわめて貴重な道具も多く、一部の収集品は千葉県指定有形民俗文化財に指定されています。

 入ってまず感じたことは「うわあ、懐かしいなあ」。
 水郷生まれの私は、物心ついたときから川で釣りをしていました。のべ竿をかついで水辺に行くと、船を棹で巧みに操りながら、ハチマキ姿のおじいさんが、竹製のウケ漁具を沈めたりウナギ鎌で川底を探る光景をよく見たものです。
 そんな記憶をお持ちの方は少なくないようで、この日も、会場のあちこちで、昔の思い出話に花が咲いていました。

 すべての収蔵品が展示されているわけではないようですが、「突き刺して獲る」「引っかけて獲る」「挟みまたはよじって獲る」「誘い込んで獲る」「誘導して獲る」など、システム別に漁の原理が整理され、誰が見てもわかりやすくなっています。
 「誘い込んで獲る」のところの展示では、水槽の中にペットボトルで作ったウケが沈められ、上から餌を入れると、モツゴやタイリクバラタナゴが仕掛けの中に入る様子を見ることができます。また、コイ用のウケを巨大にした模型も設置され、入口を押して入ってみると、構造と魚の気持ち(?)の両方がわかるようになっています。

 それぞれの漁具は、魚たちのどんな習性を利用したものなのか。その説明が、漁師と魚の両方の視線でわかりやすく解説されているのも秀逸です。
 雑魚釣りの帰りに、お子さんと覗いてみてはいかがでしょう。

(ライター/かくまつとむ)


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◇◆DATA◇◆
企画展『漁師の知恵vsさかなの気持ち』
期間:5月30日〜6月28日
観覧料:大人300円(企画展時料金)
場所:千葉県立中央博物館大利根分館 香取市佐原ハ4500
TEL:0478-56-0101
HP:http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/info.htm



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