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群馬直美さんの「葉っぱの詩」でなごむ
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東京都立川市の国営昭和記念公園内にある「花みどり文化センター」で開かれている“葉画家”群馬直美さんの「葉っぱの詩(はっぱのうた)」展に行ってきました。群馬さんについては、NHKテレビや1月8日付けの朝日新聞「天声人語」でも紹介されたので、ご存知の人も多いかもしれません。
その作品は、1枚の葉っぱに正面から向き合い、ありのままを丹念に心をこめて描き込むというもの。「それじゃ、写真とどう違うの?」と思ったあなたにこそ、ぜひ本物を見ていただきたいと思います。その精緻さにまず感心してしまうのですが、私は見ていくうちに群馬さんにここまで描かせたものは何なんだろうと考え込んでしまいました。
「絵を描くことというのはコミュニケーションだと思うんです。だから私が『美しいよ』と提示したものに対して、見てくださった人が『美しいね』と共感してくださったら嬉しい」
と、群馬さんは言います。
若いころは、自分の美しいと思うものが本当に美しいんだろうかと、迷いを感じた時期もあったのだとか。そんな迷いの中で、ジョギング中にふと見上げた枯れ枝に、新緑の葉っぱがあったのだそうです。
「太陽の光に透けている新緑の葉っぱを見たとき、その美しさが素直に心の底に染み入ってきたんです。美しさに対する迷いみたいなものは、まったく消えていた。そのときに、ああこの葉っぱの美しさを皆に伝えることができたらなあと思ったんです」
そして1枚の葉っぱと真剣に向かい合って描き始めたとき、やがて見えてきたのは次のような事実でした。
「一見どれも同じに見える葉っぱも、ちゃんと見ると1枚1枚がすべて違っているということでした。しかもそれぞれが個性的でとても美しいものだということも」
この葉っぱを描くという行為は、「この緑きれいだね」「あ、この小さなキズどうしたの」といった具合に、描きながら群馬さんと葉っぱがコミュニケーションしているということかもしれません。そしてそのコミュニケーションは、群馬さんの作品を見ている私たちまで広がってくるのでしょう。
こうして、群馬さんは「この世の中のひとつひとつのものはすべて同じ価値があり、光り輝く存在なんだ」という思いに至ったのでした。群馬さんは、それを「葉っぱの精神」と呼んでいます。
群馬さんは葉っぱを描くとき、テンペラという手法を使います。これは水練りした顔料に卵を加えた絵の具で、細い筆を使って描き込む西洋の古典的な技法です。しかし方法にこれでなければというものはなく、絵画教室では色鉛筆や水彩など誰もが使えるさまざまな画材を使うことを勧めています。
今回の展覧会は、これまで群馬さんが描いてきた300枚の葉っぱ(といっても全体の3分の1に満たないのだそうです)を一堂に会した、いわば集大成的な大個展です。2月10日(日)には、群馬直美の「元気がでる葉っぱの絵のお話いたします」の会が開かれます(午後2時〜3時。定員60人。要電話での申し込み)。このトークショーは、前回の1月20日には、140人もの人が集まったそうです。
展覧会は2月13日まで。あなたも、散歩がてらお気に入りの葉っぱを見つけに行ってはどうでしょう。
(ライター/三宅 直人)
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◇◆DATA◇◆
「森の恵み〜群馬直美の“葉っぱの詩”展」
実施日:2007年12月27日(木)〜2008年2月13日(水)
時 間:9:30〜16:30
場 所:花みどり文化センター ギャラリー4・5
TEL:042-526-8787
H P:http://www.showakinenpark.go.jp/green-culture/portal/index.php?category=event#493
<お知らせ>
「群馬直美の元気が出る葉っぱの絵のお話し致します会」の申し込みは国営昭和記念公園花みどり文化センターまで。
TEL:042-526-8787
H P: http://www.showakinenpark.go.jp/green-culture/portal/
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