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「アイヌの楽器」と「カーボンパス」。
新しい時代のエココンシャスなコンサート


●大人の情報誌「サライ」最新号、本日発売。特集は「雪原に舞い、大空を翔る麗姿を訪ねて“日本の鳥”を旅する」です。北海道・釧路のタンチョウ、兵庫・豊岡のコウノトリ。食と旅を楽しみながら、その土地でしか会えない鳥の姿を愛でてみたい。
 トンコリをご存知ですか?
 トンコリはアイヌ民族の伝統弦楽器。一見細長く平べったい直線的な形なのですが、なんと女性のからだをイメージして作られているそうで、そう言われてみれば確かに頭、首、腰のくびれ、お尻があるような……。
 どこかセクシーな楽器で、その音色はまるで母に抱かれているように優しくとても心地がよいです。

 トンコリといえば有名なのはアイヌ民族出身のOKI氏。レゲエ、ロックなどの要素を取り入れた独自の表現方法でその魅力をおしゃれにカッコよく世界へ発信しているアーティストです。大学時代に学園祭で出会ったのですが、ライブもCDもお人柄もとても素敵です!

 さて、ある飲み屋でのことでした。
「山崎さん、トンコリって知ってます?」
 ええ、知ってますとも、OKIさんでしょ。
「いいえ。兄弟なんですけどね、K.D earthっていうんです。よかったらライブ行きます?」
 兄弟!?
 トンコリは一本だけでも相当気持ちよくてインパクト大で偉大な楽器なのに、これを二人で弾くのですか!?吉田兄弟(三味線)ですか!?
 しかも、あの有名な恋愛小説「クロスオーバー〜愛すればこそ〜」とのコラボレーションCD『EARTH』のリリースライブだそうで、チラシには「地平線に心結ぼう……君へと繋がるように……」と乙女心(!)くすぐる言葉が書いてありました。これは行かなきゃ!!といってきました。

 しかも「カーボンパス」を取り入れた珍しいライブで、ライブ時の電気使用や参加者の交通、CD製造・流通過程で排出されるCO2を、ジーコンシャスという企業の「カーボンパス」(排出権)を購入するという方法でオフセット(相殺)するそうです。なんともエココンシャスで地球にやさしいライブです。

 ライブはトンコリで夢の世界、あぁ寝ちゃうんじゃないか私……と思いきや、開始早々「ドン!」とドラムが鳴り響き、吠える! 魂の叫び! パワー全開!! なんだこりゃ! と思えばしっとりゆっとりうっとり。そしてなんといっても二人で奏でるトンコリの心地いいことこの上なし。と、色とりどりのあっという間の2時間でした
「音楽の力で繋がって、少しでも何かできればいいなと思います」2回のアンコールが終わった後のお兄さんのメッセージ。音楽を通じて繋がって、身近なところから少しずつ。地球規模で活動する、魅力溢れるお二人の音楽をぜひ。

(自転車一人旅娘/山崎 美緒)


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◇◆DATA◇◆
恋愛小説『クロスオーバー〜愛すればこそ〜』コラボレーションアルバム
K.D earth/『EARTH』2008年2月1日リリース
オフィシャルWEB サイト



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